2022/11/14 15:46
最近は気温が少しずつ下がり、同時に空気の乾燥も感じられるようになってきました。
ひじがカサカサ、かかとがカサカサ…
保湿クリームを塗り塗り…
「あれ?ワンちゃんの肌も乾燥ってするのかな?」
今回は、
犬の乾燥肌と乾燥対策
についてお話します!
犬の皮膚について
犬の皮膚はとってもデリケートです。
人間の皮膚は毛でおおわれていない代わりに分厚く強くなっていますが、
犬の皮膚は人間のおおよそ5分の1程度しかなく、
じつは人間の赤ちゃんよりも薄くて敏感です。
空気が乾燥すればもちろんワンちゃんの肌も乾燥しやすく、
乾燥がワンちゃんの皮膚に悪影響をおよぼしている可能性があります。
乾燥によりおこりやすい皮膚トラブル
・かゆみ
これは私たちもそうですが、肌が乾燥するとかゆみが起きますよね。
じつはワンちゃんにとってかゆみは痛みよりもつらいと言われていて、
かゆい部分を血が出るほど搔きむしってしまう子が多く見られます。
・フケ
皮膚が乾燥するとフケが増えます。
これは、乾燥により正常な皮膚のターンオーバー(犬は約3週間)が乱れ、角質が剥がれ落ちるのが早くなってしまっているからです。
ただでさえ薄い犬の皮膚が早くターンオーバーしてしまうと、皮膚はさらに弱い状態となってしまいます。
・べたつき、ニオイ
乾燥がすすむと皮膚はそれを補おうとたくさんの皮脂を作り出し、過剰な皮脂で皮膚がベタベタになります。
また、脂が菌のエサとなり、菌が増殖することでワンちゃんの体からイヤなニオイがするようになります。
・様々な皮膚病の原因
乾燥するということは、皮膚の水分量が減ってしまっているという状況です。
すると皮膚の”バリア機能”が弱まってしまい、
皮膚にアレルゲンが侵入しやすくなったり、菌が増えやすくなったり…。
乾燥が続くと皮膚のバリア機能はどんどん正常に働かなくなっていってしまいます。
乾燥はあらゆる皮膚トラブルを引き起こし、皮膚病の原因となります。
犬の皮膚の乾燥対策は?
〇部屋を加湿する
寒い時期は暖房器具を使用したりするので、余計に空気が乾燥してしまいます。
加湿器を使用したり、濡れたタオルを部屋の中に吊るしたりして、空気の乾燥を防ぎましょう。
〇ワンちゃん専用の保湿剤を使う
現在は、デリケートな犬の皮膚にも使える、ワンちゃん用の保湿剤が増えています。
保湿剤も種類が様々で、 軟膏、クリーム、ローションなど色々なタイプがあります。
毛の長さや触り心地など、愛犬のスタイルにあった使いやすいものを選ぶといいでしょう。
また、香料などの添加物は肌に残りトラブルの原因となってしまう場合があるので、
皮膚に直接塗布する保湿剤には香料が使われていないものがおすすめです。
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乾燥を防いで健康な皮膚を維持しよう!
乾燥はワンちゃんの皮膚にとってとてもこわいもの。
しっかりと対策をして、ワンちゃんも飼い主さまも冬の時期を快適に過ごしましょう♪