2023/01/23 16:27


のつづきです。


現在の職場では、こういった実際のペット業界のことを、声を大きくして伝えられるようになることを目標としています。


まずは現実を知ること。

目の前の家族のために出来ることをすること。

明るい未来を願い、知らないで済ませないこと。


トリミングサロンには愛犬を大切に想う飼い主様たちが訪れます。
本当に本当に大切にされているのですが、人間が食べられないほど危険なドッグフードを与えている方もいますし、ほぼ化学物質みたいな商品を犬の肌に使っている方もいます。

これもまた悲しいです。

この問題に関しては、「ペットは所有物」という日本の法律が大きく関係していると私は思います。

例えば、ペットフードの安全法って、家畜が食べる物のための飼料安全法よりも基準が低いんです。
家畜は人間が食べる物だから?ペットは人間が食べないから?そんな決め方??

ペットの商品は分類としては「雑貨」です。フードも、おやつも、シャンプーも、服も、おもちゃも、全てが雑貨です。

だから、腐っちゃった肉をフードに使ってもOKですし、身体に溜まって悪影響になると分かっている石油成分をシャンプーに使ってもOK!

法や決まりがなければ何してもいいんかい!って思いますけど、なんでもかんでもやられているのがペット業界の現実。ビジネス臭が大変強いですよね。恐ろしいです。


まずはそんな状況から飼い主様たちを救いたいですし、救うことができれば飼い主様とペットがより暮らしやすくなると思うんです。

ちゃんとした食べ物を食べていれば、ちゃんとしたケア用品を使っていれば、きっと病気も減って医療費も減らせますよね?
健康に長生きしてくれれば、介護の負担も減らせますよね?

知っていれば、情報があれば、家族のための正しい選択をしたいはず。
それを伝えていくのもペット業界にいる自分の使命だと感じています。


そして一日も早く、不幸な思いをするペットをなくしたい。

こんなに愛おしい生き物たちに嫌な思いをさせたくない。


やれることはたくさんある。